ブルース・ウィリスが出演しているということで、映画「デッド・シティ2055」を鑑賞しました。
本作のブルースは刑事ではなく社長です。「ダイ・ハード」のイメージがとても強いので、物静かな社長だと少し違和感があるように思います。
それではブルースが社長を演じている映画、「デッド・シティ2055」のネタバレやあらすじをご紹介します。
デッド・シティ2055のあらすじ
主要人物は以下の4人です。
- 刑事のロイ(トーマス・ジェーン)
- ヴァイスのオーナーのジュリアン(ブルース・ウィリス)
- レプリカントのケリー(アンビル・チルダーズ)
- 技術者のエヴァン(ブライアン・グリーンバーグ)
時は近未来の世界。そこでは一部の富豪のために犯罪でさえ合法になる都市があります。都市の名前は「ヴァイス」。
ヴァイスのオーナーであるジュリアン(ブルース・ウィリス)は、富豪たちの欲求を満足させるためにヴァイスで暮らすヒューマノイドを管理しています。
居住者は人間ではなく、「レプリカント」と呼ばれるヒューマノイド(人造人間)たち。
ヴァイスを訪れる富裕層を満足させるためだけに存在する彼らは、様々な犯罪行為の犠牲になりながらも、一日経つと記憶がリセットされるので同じ毎日を過ごしています。
レプリカントに起こったバグ
しかしあるとき、やはりいつものように犯罪行為の犠牲になったレプリカントのケリー(アンビル・チルダーズ)は、記憶を消去されてまた同じ一日を過ごすはずでした。
……でしたが、記憶のデリートがうまくいかず、今までの経験を思い出すことでフラッシュバックを起こし、レプリカントを管理する施設に送られます。
再度記憶の消去を行うため、今までの記憶を呼び戻すことになったケリー。
その衝撃からケリーは極度のショック状態に陥り、施設から逃げヴァイスを抜け出すことになります。
ヴァイスから逃げ出したケリーを、執拗に追いかけるジュリアンの追っ手たち。
逃げながらも記憶に残っていた場所を頼りにある教会にたどり着いたケリーは、エヴァン(ブライアン・グリーンバーグ)という技術者に出会います。
同時期、「ヴァイス」の存在を快く良く思っていなかった刑事のロイ(トーマス・ジェーン)は、執拗にジュリアンの周囲をかぎ回っていました。
そしてトラブルを起こしているケリーの存在に気付くのです。
ある女性をモデルに作られた主人公
教会でケリーはエヴァンから、「君は僕がデザインした」と告げられます。
エヴァンは技術者であり、亡き妻が忘れられないために妻を元にレプリカントを作ったと告白。そのレプリカントがケリーだったのです。
エヴァンはケリーを逃がすためにハッカーの元へ向かいます。
しかしそこへ情報を入手したロイが登場。さらにヴァイスからの追っ手も加わり、三つ巴の戦いが繰り広げられます。
隙を見て逃げ出したケリーとエヴァンはハッカーの元へ向かい、自分たちの個人情報をすべて抹消するように依頼。すべての情報を消去された二人は船で出航するために港へ。
しかしロイとヴァイスの追っ手によりエヴァンが銃弾に倒れます。そこでロイは「逃げるなら追わない、しかし自分と来るならヴァイスを潰す」とケリーに選択を提示。
ヴァイスに乗り込み最終決戦へ
ケリーはハッカーの元へ戻り、自分のアップデートを依頼します。ロイはハッカーからすべてのレプリカントの記憶を呼び戻すウィルスを入手。
二人はヴァイスに乗り込み、すべてのレプリカントの記憶を解放。するとレプリカントが人間を襲うようになり、都市は壊滅状態に。
レプリカントは創造主であるジュリアンに銃の引き金を打つことができない設定になっており、何もできずに拘束されるケリー。
ケリーを助けるために駆けつけたロイ、そして二人で協力してジュリアンを撃つことに成功。
すべてのレプリカントが解放されたヴァイスでケリーは同胞と抱き合い、ロイは去ります。しかし、次の場面では撃たれたジュリアンの目が開き、ジ・エンド。
デッド・シティ2055の感想
レプリカント相手に犯罪行為を合法しているという、ヴァイスの存在が許せない熱血刑事はトーマス・ジェーンです。
そしてお金儲けのためなら人造人間さえ利用する、非情な大企業のオーナーにブルース・ウィリス。

日曜洋画劇場のダイ・ハードを見て育った世代としては、やっぱりブルース・ウィリスは刑事のイメージが強いですね。
なので「デッド・シティ2055」の中のブルースは大企業のオーナーで、タブレット片手にスマートに部下へ指示を出している姿はなんだか少し違和感がありました。
最終的に撃たれたけれど亡くなっていないということは、ジュリアンもレプリカントだったというオチなんでしょう。
美人なレプリカント「ケリー」
ケリー役のアンビル・チルダーズさんですが、この方とても美人さんです。しかし、アクションはあまり得意ではないような印象を感じました。
追っ手から逃げているシーンでは、かなりの銃弾を浴びているはずですがかすりもしないという風景に、何度も突っ込みながら鑑賞。
しかもスマートに逃げているということでもなく、なんだかドタドタした走り方をしており、そんな感じでよくプロから逃げられたなといった印象です。
最後の戦闘シーンや銃を構えるポーズもたどたどしいと感じました。多分、あまりアクションは得意ではない女優さんなんでしょう。
結局あまり印象に残っていない
刑事のロイは乱暴でぶっきらぼうだけど、悪は許さないといった感じなのかとも思いました。ですが、最後にヴァイスの警備員たちをバンバン撃っていたのでどうなのかなって感じです。
エヴァンはあっさり銃弾に倒れて、最後は亡き妻の名を呼び息絶えました。
あれだけ銃弾浴びても一発も当たらなかったケリーと一緒にいたのに、エヴァンは一発でダウンです(笑)。
結局、ブルース・ウィリスと美人レプリカントしか印象に残っていません。ブルース好きなら意外な一面を見られるので面白いかもしれないですね。