花粉は種類が多く、1年中飛んでいます。
さらに、最近だと夏風邪予防のためにマスクをする人も増えている状況です。
なかには、口元の紫外線対策としてマスクを活用しているパターンもあるでしょう。
使用目的によっては便利なマスクですが、使い方次第で肌荒れを起こすリスクがあるので気を付けなくてはいけません。
マスクで肌荒れを起こす原因
マスクのせいで肌荒れが起こるのは、摩擦と蒸れ、そしてアレルギーが主な原因です。
摩擦によるダメージ
顔は表情の変化によって皮膚がよく動くので、摩擦が起こりやすい部分です。
とくにマスクを着ける口元は、しゃべったり笑ったりする度に細かく動きます。
デリケートな肌は、摩擦のダメージを受けやすくなるのです。
蒸れによるダメージ
マスクを着けると喉の乾燥が防げることからもわかるように、呼吸によって湿度が高くなっています。
夏の場合は呼吸だけではなく、外気の暑さによって汗をかきます。
そのため、湿度が高くなり、その状態が長時間続くと雑菌が繁殖しやすい環境になります。
すでにニキビや吹き出物ができている場合、蒸れた状態が続くマスクは格好の繁殖場所だといえます。
そうなれば、さらに症状が悪化することも考えられるでしょう。
アレルギーによるダメージ
最近では、抗菌効果や殺菌作用がある機能性マスクが増えています。
しかし、抗菌剤は人によってはアレルギーを引き起こす要因となります。
素材によってもかぶれるケースがあるので、不織布やガーゼタイプなど、自分に合ったマスクを選んでください。
マスク着用時の注意事項
夏場のマスクは本当に必要なときだけ着けるのがベストです。
しかし、人によっては長時間の着用が必須ということもあるでしょう。
そこで、チェックしておきたいポイントを解説いたします。
マスクのサイズ
大きすぎるとマスクの機能を果たせませんが、小さいサイズだと摩擦や蒸れで肌荒れのリスクが高くなります。
そのため、できるだけジャストサイズのものを選んでください。
もしフィットするものがなかったら、間にガーゼを挟むのがおすすめです。
ガーゼは肌に優しいのでマスクの摩擦を防げますし、数枚用意しておいてこまめに取り替えれば蒸れも防げます。
日頃のお手入れ
マスクを着用しているときは、日頃のスキンケアを念入りに行ってください。
ポイントは、スキンケアのときに摩擦を与えないようにすることです。
そのためには、基礎化粧品をすべてハンドプレスでつけることをおすすめします。
両手にたっぷりと化粧水を浸してから、顔を覆うように優しく押さえつけてください。
決して擦ったりしてはいけません。
マスクをつける部分は、いつも以上に保湿をしっかりすることも重要です。
まとめ
マスクは消耗品なので、できるだけコストを抑えたいと感じるはず。
しかし、自分に合わないマスクを着用し続けることで、肌荒れを引き起こす可能性が高くなります。
マスクは使い方次第ではとても便利ですが、肌トラブルを起こす原因があるアイテムとも言えます。
肌荒れの原因に気をつけながら、上手に使いこなしていきましょう。