幽霊が本当に存在していると解明できた学者はおそらくいないと思いますが、巷に溢れている様々な体験談を見ていると、存在していたとしても不思議ではないような気がします。
真偽はどうあれ見たという人がいて、でも見たことがない人もいるということは、幽霊が見える人にはなんらかの特徴があるのではないでしょうか。
幽霊が見える人の特徴
それでは幽霊が見えると言っている人の特徴をまとめてみました。
特徴が自分に当てはまっているようなら、もしかして霊能力が開花する可能性があるかもしれませんね。
家系的なもの
代々受け継がれてきた遺伝によって、子供の頃から霊が見えるという話をよく聞きます。
家族どころか親族揃って霊感を持っている人や、両親は霊感がなくても、家系を調べてみると祖父が拝み屋さんだったり祖母がイタコだったり、霊能関係の仕事を請け負ってきた先祖から隔世遺伝するというパターンもあるみたいです。
もし身内に霊感持ちがいる場合は、先祖を調べてみると面白いことが分かるかもしれません。
優しい性格の人
頼られやすく、嫌といえない性格の人は霊が寄って来やすいと言われています。幽霊も元は人間ですから、やっぱり冷たそうな人よりは、話を聞いてもらえそうな優しい人に近づくのだと思います。
幽霊という存在があるとしたら、それは成仏していない魂ではないでしょうか。
成仏していないのはこの世に未練があるからで、自分の気持ちを誰かに気付いて欲しい、分かって欲しい、共感して欲しいと思っているはずです。
話を聞いてくれそうな人に近づき、そして同じように集まってくる幽霊がたくさんいたとしたら、見えてしまうこともあるのではないでしょうか。
波長が合ってしまう
以前、手相芸人の島田秀平さんが言っていたのですが、全く霊感がなくても、近くにいる幽霊と波長が合って見えてしまうことがあるそうです。
そして中には、無理やり波長を合わせようとしてくる幽霊もいるのだとか。
ラジオの周波数を合わせるときって、「ジー、ジー」という音が聞こえてきますよね。この音に似た感じの音がした場合は、近くにいる幽霊が波長を合わせようとしているのだという話です。
もし誰もいなくて機械もない空間に、「ジー、ジー」と聞こえてきたとしたら、それはあなたの近くにいる幽霊が、あなたのチャンネルに合わせようとしているのかもしれません。
幽霊が見える人というのは、だいたいこの波長が合ってしまったのではないかと思います。
心霊スポットでよく怖い体験をされる方がいるのも、たくさんの幽霊がいる場所に行くことで波長が合う可能性が高まってしまったのでしょう。
精神的疾患の場合
脳が幻覚を見せているパターンもあります。これが一番現実的ですね。
一度や二度なら幽霊を見たとしても錯覚だったのかなとも思えますが、それが頻繁に見えるようになったとしたら、霊能力が開眼したと捉える前に、脳や精神の疾患を疑うことが先決ではないでしょうか。
幻覚や幻聴を伴う精神疾患に、「統合失調症」と呼ばれる病気があります。幽霊が見えると言っていた人が、しばらくすると統合失調症と診断されたという例は実際にあります。
統合失調症の症状として、幻覚や幻聴がよく見られることから、幽霊が見える人は精神的な疾患に掛かってしまっている可能性も捨て切れませんね。
病気や事故による能力覚醒
昭和の伝説的霊能者である宜保愛子さんは、当時のオカルトブームにおいてかなり人気があった人物です。
「あなたの知らない世界」という心霊番組の司会であり、企画や発案も行っていた新倉イワオさんによって見出され、世間に認知されるようになりました。
この宜保愛子さんの霊能力にも賛否両論ありますが、これほど人気があった霊能者もいないと思います。その宜保さんですが、子供の頃に左目を失明して右耳の聴力を失っています。
そして現在霊能者として活動されている下ヨシ子さんは、44歳のときに原因不明の高熱にうなされたことがきっかけで、霊能力を発動したと言われています。
霊能力者として有名な上記の二人の特徴は、病気や事故によって霊能力が覚醒したことです。
生命の危機に関して霊感が目覚めて、幽霊が見えるようになることもあるのかもしれません。
修行によって見えちゃう
幽霊に取り憑かれたり、心霊現象に悩んだ場合に思い付く相談相手は、神社かお寺だと思います。そうなると、お坊さんや神職の方は見えている可能性が高いと言えるのではないでしょうか。
しかし実際のところは見える人もいるし、見えない人もいるという印象です。しかし厳しい修行によって、霊的感性が鋭くなることもあるのではないかと思います。
お坊さんで怪談話をされている方もいれば、幽霊なんていないと言っている人もいるので、一概に修行によって霊能力が身に付くとは限りませんが、ゼロではないとも感じます。
ちなみに京都には怪談和尚と呼ばれる住職がいます。三木大雲(みきだいうん)住職は、怪談をベースとした説法が人気となっています。
ただし、もしめちゃくちゃ怖がりの人が仏教や神道の方面に進み、修行したことで霊感が覚醒してしまったとしたらなんだか気の毒ですね。
しかし見えるようになったとしても、厳しい修行によって恐怖心を克服できるのかもしれません。
まとめ
幽霊が見える人の特徴にはいくつかありますが、基本的には波長が合ってしまったことが原因だと感じます。
その波長というのも、どうすれば合うのか、防ぐことはできるのかといったことは分かりませんが、出来るだけ幽霊を見たくないと思っているのなら心霊スポットや事故物件は避けたほうがいいですね。
たまに霊感を欲しがっている人もいますが、手に入れたとしても良い事はないと思います。
出来るだけ落ち着いた人生を送るためにも、幽霊を見ないで生きていく方がいいのではないでしょうか。