ボイドタイムとは、占星術の世界において「魔の時間」と呼ばれている時刻のこと。占い好きな人は、どこかで聞いたことがあると思います。
月の影響力が無効化されて、物事がうまくいかなくなるといわれているんですね。
魔の時間と聞くと、なんだか恐ろしい存在のように感じるはず。だけど、少し注意しながら過ごすだけで問題ないですよ。
ボイドタイムの注意点
ボイドタイムは、やることすべてが無効になってしまうわけではありません。
新しいことを始めるには適していないということ。いつもどおりに過ごす分には問題ありません。
ただ、やらないほうがいいことがあるので、そのあたりを解説していきますね。
初めてのことはやらない
計画を立てたり重要な決めごとをしたり、引っ越しや大きな買い物は避けたほうが無難です。
出かけたとしても、新しいお店に入ることも注意しましょう。
ボイドタイムに関して、アメリカのレーガン元大統領が、この時間帯に、会議は避けていたといわれているんですね。
実は政治家や財界の大物の中には、お抱えの占い師がいるといううわさがあります。
大きな物事を決定するって、私たち庶民からしたらプレッシャーすごいと思うけれど、ひそかに頼れる人を抱えているのかもしれませんね。
先延ばしにする
ボイドタイムでは、判断力が低下したり、コミュニケーションがうまくいかなかったりするようです。
そのため、どうしても何かを判断しなければいけないときは、決断だけを先延ばしにしてみるのもひとつのやり方だといえますよ。
例えば、旅行の場合は、日程を決めないでどこへ行くかだけを考える。重要な話し合いなら、「他の人の意見も聞いてから」というふうにするのもいいかもしれません。
してはいけないこと
とにかく、新しいことや重要な決断は避けてください。
計画、会議、旅行、大きな買い物、契約、開業、入籍、重大な決断、情報収集、診察など。
日常的に行っている場所や習い事なら問題ありません。できるだけミスに注意しながら過ごしてくださいね。
月の力
大昔から人間には計り知れないパワーが月にはあると信じられてきました。このことから生み出されたのが占星術という占いの技術です。
占星術とは学問である
占星術では月や惑星の動きを読み、それらを身近で起こる出来事と結びつけて吉兆を占うようになりました。
占星術は何千年もの間、世界中で実施されてきた歴史ある学問なのです。
古代バビロニアを発祥とする占星術は、今では西洋占星術やインド占星術、東洋でも占星術を用いた技術が応用されています。
月の影響力
月の引力によって潮の満ち引きが起こります。人間の体の7割が水分ですので、人も月の引力に影響を受けると言われているのです。
とくに満月は月の引力が最も活発になることから、人の神経も敏感になるのではと考えられています。気持ちが敏感になり感情が高ぶることから、満月の狼男伝説が生まれたのではないでしょうか。
まとめ
物事が上手くいかなくなると聞けば、とても恐ろしく感じてしまうでしょう。しかしあまりにも妄信的に信じてしまうことも、またとても危険なことなのです。
考え過ぎて何も出来なくなるのはいいことではありません。「ボイドタイムは気にしない」という方もいますので、信じるも信じないもあなた次第という訳です。
怖いと感じるよりも、ボイドタイムはトラブル回避のための時間帯だと考えてみれば逆に利用できます。割り切って考えることも大事ですね。